薩摩川内市合宿研修(甑島編)

第9回は、薩摩川内市合宿(甑島編)です。
6月25日(土)18時、上甑島の里町に到着しました。日没まであまり時間がありませんが、明日の朝には下甑島に渡る予定になっています。上甑島を見学するには、この日しか時間が取れません。さっそく小型バスに乗り込み、島内を巡ることになりました。 里港にて

貝池
約1時間ほどかけて、バスで上甑島内を巡りました。薩摩川内市里支所・上甑支所付近の町並みは車内から見学し、長目の浜、貝池、甑大明神橋では下車して、しばらく見学することができました。 大変短い時間ではありましたが、上甑島の様子を知るために非常によい機会だったと思います。明日訪れる下甑島とは、どのような違いがあるのでしょうか。楽しみです。

19時20分、宿泊場所である「甑島館」にチェックイン、19時40分から同館で交流会が始まりました。甑島漁業協同組合の塩田組合長を交え、甑島の合併、産業などについて、地元の方ならではのご意見をいただきました。院生たちからも質問・意見が飛び出し、夜更けまで話は尽きませんでした。 この交流会で、合宿研修第1日目は終了です。 交流会

「松島展望所」からの東シナ海 6月26日(日)9時05分、上甑島を離れ、高速船で下甑島の鹿島港へ向かいます。9時55分、鹿島港到着。小型バスに乗り込み、下甑島巡りへと出発します。 下甑島は上甑島に比べ、山深い印象を受けました。展望所から見る東シナ海は蒼く澄み、激しい波風によって削られた奇岩や海岸線と併せて、素晴らしい眺望でした。山間にひっそりと佇む集落や集落跡を目にした院生たちは、島の現状・問題点などについて話し合っている様子でした。 1年生の留学生、銀 歳紅さんは、「中国では海を見たことがありませんでした。鹿児島に来てから錦江湾など見ていますが、これほど美しい海を見たのは初めてです。自分の心も広がっていくような気がします。」と嬉しそうに話していました。

「前の平展望台」でナポレオン岩や瀬々野浦集落を眺めつつ昼食をとった後は、再び島内巡りに出発です。午後は島の東側、長浜集落へ。男性的と言われる西側海岸線に比べ、穏やかな渚を持つ東側海岸は、まさに女性的な雰囲気でした。 しんきろうの丘、観音三滝、孤島の野犬碑などの名所を駆け足で見学したのち、今回の合宿研修最後の目的地となる「こしき海洋深層水株式会社」へ。 こしき海洋深層水(株)

海洋深層水についての説明 「こしき海洋深層水株式会社」の福元さんより、海洋深層水の製造過程・効能等について、14時から30分ほど説明を受けることができました。予定時間よりも遅れての到着だったため、質疑応答の時間がほとんど取れなかったことが非常に残念でした。 行政力に頼らずに、甑島の新ブランドとして海洋深層水をどのように売り出していくのか、今後の取り組みに注目していきたいと思いました。

最後の研修を終えた後に乗船した高速船(手打港~串木野新港)では、皆さすがに疲れが出たようでした。甑島の各港を経由する2時間ほどの船旅を終えた時には、青白い顔をした院生たちも何名か見受けられました。 串木野から鹿児島大学への帰りの車内では、今回の合宿研修に対する感想を一人ずつ述べました。 1年生にとっては、これから本格的に取り組むことになるプロジェクト研究に向け、班員の交流を深めるよい機会となったようです。また、既にプロジェクト研究を経験している2・3年生にとっては、実地研修として非常によい刺激となったようでした。 毎回のことですが、当専攻の学生たちを快く受け入れてくださる受入先の方々には、有難い気持ちでいっぱいです。今回は特に、薩摩川内市役所のお三方に準備段階から当日の案内に至るまで、全面的にご協力いただきました。誠にありがとうございました。 机上で本や資料を眺めているだけでは、地域のナマの姿はなかなか見えてきません。院生たちには、今回の合宿研修の経験をプロジェクト研究につなげていってほしいと思います。 ※今回の合宿研修の様子が、2005年6月27日付の南日本新聞に掲載されました。 (著作権の関係上、Web上では公開できないことをご了承ください)
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2009/11/27