第7回プロジェクト研究報告会

平成22年2月20日(土)、工学部稲盛会館にて開催された「第7回プロジェクト研究報告会」の模様をお伝えします。 今年は鹿児島県の観光に焦点を当て、「どげんつこかいかごっまの人と言葉」を大きなテーマに研究を進めました。当日の模様に加え、報告会を迎えるまでの院生の取り組みについてもご覧いただければと思います。
今年も、1年生が中心となって研究を進め、2年生がサポート役として授業に参加しました。報告会に向けて、地道な作業が続きます。 1年生は、ガイドブックで観光地の紙面掲載面積を比較、指宿観光ボランティアのガイドに参加、天文館地区の方言看板調査するなど、2年生のアドバイスを受けながら、丹念に研究を進めてきました。 DSC_0014

10月の授業風景(D1・D2合同)

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開場前の準備

当日を迎えるまでで、院生が最も苦労するのは報告集の執筆作業のようです。初めて取り組むテーマを結論までまとめなければならない焦りと、研究内容を一般の方に公開するというプレッシャーが募ります。また、研究内容を効果的に見せるため、指導教員が丹念にパワーポイントをチェックするなどしてリハーサルと改良を重ねました。午後13時30分に開場です。院生の緊張はピークに達します。

今年の発表テーマは以下のとおりです。4名の発表者それぞれが自分の専門と観光を結びつけて、テーマを設定しました。第1発表から第3発表まではそれぞれ15分の個人発表を行い、第4発表は3名のグループ研究で30分の発表を行いました。

報告① おもてなしの教育と観光教育 ―観光条例における「人材育成」について― 報告② 地域の人々と観光とのかかわり ―「篤姫観光ガイドの事例から」― 報告③ 方言を観光に取り入れるには ―方言看板と方言CMを考える― 報告④ 博物館と観光 ―博物館を活かした地域振興―

専攻長からの言葉にもありましたが、今回の4報告は、鹿児島の地域の人のパワーを具体化した点が共通しています。「おもてなしの心」、「自己充足」や「生きがいの場」、そして「方言」などを地域の魅力として提案しました。

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発表の様子

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フロアの様子

今年度は59名の方にご来場いただきました。質問用紙の他、報告会終了後のアンケートなど沢山のご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。 中には裏面にまで渡ってご意見を書いて下さる方もあり、非常に高い関心をお寄せいただいていることを実感しました。
今年の報告会で特に印象に残った点は質疑応答の際、フロアの方が非常に積極的にご意見・ご質問をお寄せくださったことです。 報告終了後に50分間に渡って、質問用紙と挙手による意見交換会を行いました。 鹿児島県の観光プロデューサーの奈良迫英光様、県議会の方、鹿児島市のボランティアガイド方など様々な分野で観光に携わる方々からもご意見をいただきました。 今後の課題はありますが、「また来年も楽しみにしています」、との非常にありがたいご感想をいただきました。 DSC_0126

質疑応答の様子

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懇親会の様子

報告会終了後の懇親会では、院生も緊張から開放され、地域の方との交流を楽しんだ様子です。 今年の懇親会は、外部の方8名を含む計31名の方が参加してくださり、非常に盛り上がりました。 参加された方には意見交換会でご質問をいただいた方も多くいらっしゃり、貴重なアドバイスをいただくことができたようです。
報告会当日を迎えるまでの約半年間、1年生は相当な作業量をこなしてきました。特に、報告会が近づく年末からは、 研究をまとめる作業と、報告を効果的に見せる作業の両立が求められ、なかなか十分な時間を確保できず、準備を完了させられるのか相当な焦りと不安が募っていたようです。 調査が思うように進まず、途中で振り出しに戻るような経験もありましたが、院生は当日までそれぞれのベストを尽くしました。苦しい時期もあったようですが、反省点も含め、この経験はこれから先の研究を進めるにあたって、大きな糧となるのではないでしょうか。 院生は、毎年、皆様へより魅力的な報告会をお届けできるよう、小さな取り組みではありますが新しい工夫や試みを取り入れています。これから先も、広く地域の皆様に関心を寄せていただける報告会となるよう努力を続けてまいります。 ご来場くださる地域の皆様あってこその報告会です。お忙しい中お越しいただいた皆様には、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

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2010/04/20