種子島合宿研修(前編)

平成22年度の入学生は、文化政策コース3名、地域政策コース2名の計5名で構成されています。 その1年生の授業の一環として、7月3日、4日に合宿研修が行われました。 今年度の行き先は種子島です。火縄銃伝来の地であると共に、宇宙技術開発地である種子島。今回の合宿研修では、「先端技術導入を可能にする地域構造の研究」をテーマに、歴史、農業、先端技術と様々な分野での研修を行いました。その様子を報告していきます。
 

7月3日(土)午前8時、参加者14名(教職員9名、院生5名)は高速船ロケットに乗り込み種子島へ出発しました。

船内では土地の歴史に詳しい先生より、通り過ぎる景色一つ一つにまつわる興味深いお話を聞くことができました。 

そして1時間半の船旅の後、到着した西之表港はあいにくの雨。天気回復を願いつつ、研修開始です。 

種子島西之表港 到着
  種子島開発総合センター 鉄砲館    

最初の研修先は、種子島開発総合センターの鉄砲館です。

館内には鉄砲はもちろんのこと、他にも巨大ジオラマや貴重な歴史的資料が所狭しと展示されていました。

音声ガイドのついたスクリーンも多数設置してあり、種子島の歴史についてより理解を深めることができました。 

次に向かったのは、赤尾木城文化伝承館「月窓亭」です。

旅程には組まれていなかったのですが、先生のご人脈により急遽見学させていただけることになりました。案内してくださったのは、元鉄砲館館長であり、種子島の歴史に造詣の深い鮫島安豊様です。

第一級の史料がいくつも並べられていて、その歴史や逸話など貴重なお話も聞くことができました。  

「月窓亭」にて

ボランティアの方々にお茶とお菓子をいただき、手入れされた庭園を眺めながら縁側でしばし休憩。

庭には月桃やタニワタリ、イヌマキといった植物が植えられ、その独特の庭園文化を守っていました。 

鮫島様、そしてボランティアの皆様、突然の訪問にもかかわらずあたたかく迎えてくださり、本当にありがとうございました。

次に向かったのは、安納芋の第一人者として知られる「西田農産」です。

今や種子島のブランド品である安納芋ですが、現在の味に至るまでの試行錯誤や甘みを出すための工夫は並々ならぬものでした。

また、建設業から農業への参入という経歴にも、院生の皆さんは興味津々でした。質問も多く挙げられ、大変有意義な研修であったように思います。 

冷蔵の貯蔵庫にて
倉庫いっぱいの安納芋

貯蔵庫には見渡す限りの安納芋の山。工場の近辺にも立派な芋畑が広がっていました。

後ほど、ここでいただいた安納芋を試食しましたが、本当に甘くて色も濃く、種子島の皆さんの愛情が詰まっている気がしました。

西田農産の皆様、お忙しいところ本当にありがとうございました。

 さて、1日目の研修も後半に突入です。一時はどうなるかと思うほどの土砂降りでしたが、思いが通じたのか午後にはあがり、ひとまず安心です。〔プロジェクト第25回へ続く〕 

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2010/08/31